運転士の1日

お仕事紹介

夜勤ではないよ!泊まりだよ!

 はじめまして。蓮です。

 皆さん色々な雇用体系で様々な業種のお仕事に就かれていると思いますが、9時に出勤して18時頃退社するというのが一般的なのかなと思います。

 鉄道各社で多少異なるかもしれませんが、私が務めている鉄道会社では「泊まり勤務」がメインです。

 よく職業を聞かれ泊まり勤務の事を説明すると「あ〜、夜勤ですか?」と聞き返される事が多いのですが、少し違います。2交代や3交代の夜勤は夕方や深夜に出勤するんですよね?(違ったらゴメンナサイ)

はじめまして。行路(こうろ)です。

 車掌や運転士といった乗務員と言われる仕事は、あらかじめ担当する列車や休憩する場所、そして後に出てくる「宿泊所」が指定されています。

 これを「行路(こうろ)」と呼び、おおよそ24時間拘束です。

 もちろん、昭和の頃バブル真っ只中の頃に流れていた某CMのように24時間働き続ける訳ではありません。笑

 また、これもよく驚かれるのですが、出勤時間は分単位です。

 もっと言うと、電車のダイヤは「秒単位」です! これはまた別の機会にお話します。

 これは担当する列車の到着時間や出区時間(列車を点検し車庫から出す事)によって変わってくるためです。

 ちなみにですが、次の仕事は「10行路」8時42分出勤〜翌日8時05分終了です。

 もちろん架空の行路・架空の時間ですが・・・。

出勤、そしていよいよ乗務へ!

 出勤場所は駅近くにある「〇〇運転区」や「〇〇列車区」という名称の運転士が所属する職場に出勤します。

 出勤後ロッカーで制服に着替え、アルコール検査を行った後乗務準備を終えた後、上司と相互に変更点の有無や注意点を確認する「点呼」を済ませます。

 その後ホームに出場したり車庫から列車の点検を行い、担当列車の乗務をこなしていきます。

 そして、夜になると駅や駅近くにある「乗務員宿泊所」で仮眠を取ります。

 翌日、起床後に行路で指定されている担当列車に乗務し職場に帰ってきます。

 この時間がだいたい出勤時間より数時間少ないくらいです。

 するとその日は「非番(ひばん)」と呼ばれ、帰宅することが出来ます。

 これが泊まり勤務の醍醐味ですね!

 有意義に使いたいと考えているんですが、次の日が仕事の場合は休養を取るなどの体調管理も大事な仕事の1つです。

 ただ、例え次の日が休みであっても疲れもあって帰宅後すぐ寝てしまうという乗務員が多いと思います。若い頃、私もそうでした。信じられないくらいクタクタになります。

 皆さんは朝8時に仕事が終わったら何をされますか?

終わりに

 以上がざっくりとした運転士の1日となります。

 「分単位なんて、勘違や遅刻しそう!」や「1日中仕事モードなの疲れそう!」といった声が聞こえてきそうですが、この様な勤務体系に慣れてくるとむしろ月〜金曜の9時〜18時といった仕事が辛そうに思えます。

 盆暮れ正月もありませんし、特に曜日の感覚もありません。なので巷でよく言われる「サ◯エさん症候群」といった症状は皆無です。

 慣れって凄いな〜と思います。

 次回はよくホームでお子さんや親御さんに聞かれる「どうやったら運転士になれるの?」をテーマにしたいと思います。

 それでは!

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